中古車オークションの評価点って何？

５点満点の４点だから程度最高だよ！って言われて車を購入しましたが実際納車されたら傷だらけだった！ってよく聞きます。

そうならないように今回一般の方には全く分からないシステムですが今回分かりやすく教えちゃいます！

各オークション会場にはそれぞれの独自の車両検査基準と、検査結果を記入する用紙（出品票又は検査票）があり、その車両がどのような状態の車なのか一目で分かります。

各会場ごとに若干、その内容やフォームは異なりますが、最も業界で使われているUSSオークションを例にとって解説していきます。また、評価基準となる「評価点」に関しても、ユーエスエスオークションの基準を参考に解説しております。

基本的にオークション評価点はＳ点、６点～１点までとなります。

Ｓ点
Ｓ点はほとんど新車。登録済み未使用車などの点数となります。

６点
６点は新車登録から１年未満の走行３０，０００ｋｍ未満となりますが
６点の車はほとんどありません。新車登録から１年未満で走行２，０００ｋｍくらいまでで見た目がほぼ新車の車にしかつかない点数です。

５点
５点の車を買えばまず間違いありません。
どこに乗っていっても誰に見せてもピッカピカで程度が良すぎるね！って言われる車が５点です。
目に見える傷や内装もパリッとした車が５点です。
５点の車もなかなか少ないです。とても丁寧に乗られていた車にしか与えられない点数が５点です。

４．５点
４．５点は中古車展示場にすぐ並べられる高品質な車です。
外装、内装ともに状態が良く、外装は小さな傷や小さな凹みがありますが特に気にならない傷凹みがある点数です。
４．５点までの車が一般的に程度が良い！と言われる車になります。もし遠方から車を買う際に、点数を聞いて４．５点ですと言われたら安心して購入してもいいと思います。

たまに４点に近い４．５点もありますがこれは車を検査するオークションの検査員の見落としなどが原因です。
仕入れてから傷だらけじゃん！ってこともありますので４．５点でもしっかり車両チェックをしてから仕入れないと危険です。

４点
５点満点の４点だから程度いいよ！ってよく騙されちゃう点数が４点です。４点評価は目立つ傷があり加修が必要な車です。
大きな傷や凹みがあったり、ボディ全体に小さな傷がいっぱいある車です。もしくは傷はないけどドアやフェンダー交換歴があります。車屋が４点の車を仕入れるときは、加修を前提としています。仕入れたまま店頭に並べるとお客さんにこのクルマ傷だらけだね～って言われてしまうレベルの車です。
４点の車は５点に比べて仕入れ価格も安いので価格重視で探す場合はお得に買える場合もあります。

３．５点
３．５点はクタクタ、ボロボロのポンコツ車です。
車のあちらこちらに大きな傷や凹みがありそのまま乗っていたら周りからこの車、ボロイね～って言われるレベルです。

３点
３点の車は色々直さないと乗れない車です。廃車寸前のようなレベルです。
輸出向けの車が多いです。

Ｒ点
いわゆる事故車です。修復歴車です。
骨格にダメージがある車です。Ｒ点を買って無事故車ですよ～って売ってる車屋がいまだに多いですので気を付けてください。

１点
冠水車や盗難歴車などいわくつきの車です。
あまり出てきませんが外観、内装は一見普通に見えますが要注意です。

下記の表を見ていただければより分かりやすいかと思います。
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